Chapter.1
We can't stop for our community
当院のある新潟県阿賀野市は、全国平均の約1/3しか医師がいません。対応する患者数は月平均で1,800〜1,900人と非常に多い。そこに訪問診療と、年間50件ほどの救急車の対応、高齢者の肺炎球菌ワクチンから若年層への子宮頸がんワクチン。地域に医師が少なすぎるため、日曜日も新型コロナワクチン接種会場対応があります。1分1秒を無駄にできません。止まらず能動的に動いてくれる電子カルテの存在は必要不可欠です。あわやフリーズする電子カルテや、昔のような紙カルテで対応しようとなると、とてもじゃないですが捌き切れません。ひとつひとつの診療を、確実かつ高い効率で対応してゆく。1人でも多くの患者さんを診ることができるよう、常に1分の精度を高める必要があります。
Chapter.2
We continue improving
「人と、カルテ」には、それに耐えうるパフォーマンスを求めました。導入後も「ここを、こうしたい」とアップデートを繰り返すことで磨きをかける。アイデアを出すと、担当者から「できますよ」と答えがかえってくる。開発者の顔が見える距離感だから、クリニックの運営力アップに直結させることができました。これが、プロダクトアウトの大手ベンダーの場合は、ユーザーの意見が早々に反映されることはごく稀。少数精鋭のチームだからこそのフットワークだと思います。カルテのパフォーマンスは、以前使っていた電子カルテとくらべて1.5倍の処理能力。確実に早い。100人の計算だと150人診れるようになっている。MacのM2プロ、いや、ウルトラかもしれない。ひとりでも多くの患者さん、地域の人々の役に立つという想いを共有できる、強力なパートナーです。
Chapter.3
It give us a sense of security
例えば、オンライン資格の機械がうまく動かないとき、専任担当者に電話すれば、リモートですぐに院内のネットワークに入ってメンテナンスしてくれます。この“近さ”と“スピード感”は非常に助かります。私たちは人体の専門家ですが、パソコンや院内のネットワーク回線については素人。周辺機器までサポートしてくれるのは、「導入して終わりです。後はAIがサポートします」の大手には難しい。いくら、適切な診療や治療をしても、プリンターが止まって動かなければ元の木阿弥ですから。いざトラブルというときに、お問い合わせ窓口へ電話をかけても、プッシュボタンをたらい回しにされるのはうんざりです。「人と、カルテ」は、専任担当者に直接電話が繋がる。カルテを超え、電子機器インフラを任せられるのは安心の一言につきます。一番身近な、頼れる外部スタッフと言っても過言ではありません。
Chapter.4
We will help each other out
監修として携わりながら、ひとりのユーザーとして利用し現場目線の意見を伝え、日々進化してゆく。“作るベンダー目線”のカルテではなく、“使う医師目線”のカルテへと飛躍を遂げました。「この画面を見ながら、こうしたいよ」「過去のカルテを見ながら、きょうのカルテを書きたい」など、使う側の事情がドラスティックに反映されています。毎日何百人と患者さんを対応する、医師と医療スタッフのハードワークに耐えうる想定です。AIがユーザーの声に答えてくれるのではなく、人が応えてくれる。それも期待する以上に。ユーザーとベンダーがすごく近いというか、親和性というか、共鳴しているようなところがありますね。その想いがあるから寺師さんがこのカルテを「人と、カルテ」と名付けたんでしょうね。